2013年12月06日(金)
同族会社で相続や贈与に適用される評価方法には、大きく以下の方法があります。
1.純資産価額方式・・・会社の資産から負債を差し引いた価格
2.類似業種比準価額方式・・・類似の事業を営む上場会社の株価に、配当・利益・純資産の要素を批准して、評価する方法
3.上記1.2.の折衷方式
そして、どれを使うのかは、会社の規模等によって変わってきます。
そして問題なのは、この類似業種批准方式の価格のもとになる上場会社の株価なのです!
昨年の今頃に比して、日経平均株価は2倍に迫ろうかという勢いです。
そうすると、これに伴い、類似業種比準価額方式で計算する株価が上昇します。
つまり、自社の業績は変わらないにも係わらず、上場企業の株価が上昇すると自社株の評価額は上がってしまうのです。
このまま市場が15,000~16,000円程度で推移していくと仮定すると、来年は間違いなく、類似業種比準価額方式で計算する株価はかなり上昇します。
従って、同族会社で、自社株の贈与、譲渡等をお考えの方は、今年中が絶対にお勧めです。
ご興味のある方は、みどり合同税理士法人グループまで、お問い合わせください。